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仙台市立病院「あすと長町」移転 14年夏開業へ

新市立病院の外観イメージ

 仙台市太白区の大規模再開発地「あすと長町」に移転、新築される市立病院の起工式が27日、現地で行われた。2014年4月の建物完成、開院準備作業を経て、同年夏のオープンを目指す。
 式典には関係者約150人が出席し、奥山恵美子市長らがくわ入れして工事の安全を祈願した。奥山市長は「震災発生以来、市として最初の大型工事。市民の健康増進と福祉の向上、救急医療の職責を果たすため、早期完成へ向け取り組みを加速させたい」と述べた。
 新市立病院は本館が地上11階、地下1階の免震構造で、延べ床面積は5万2286平方メートル。病床は525床を設ける。厚生棟(延べ床面積1364平方メートル、地上3階)には院内保育所、レストランなどが入る。消防局の救急ステーションも併設される。
 建設費は約160億円。非常用設備としては、自家発電機を動かす重油と、飲料水や医療用水に使える水を、それぞれ3日分確保。震災を受け、建物の構造や非常用電源を再検証し、同規模クラスの地震に耐えられることを確認したという。
 現在の市立病院は1980年、若林区清水小路に建設された。建物と敷地が手狭になり、設備の老朽化、耐震性なども課題になっていた。


2012年01月28日土曜日


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