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JR仙台駅東口にヨドバシカメラが商業棟と複合ビル開業へ
家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)が、JR仙台駅東口の「マルチメディア仙台」(仙台市宮城野区)で計画する大規模再開発の概要が31日、明らかになった。暫定店舗が入る「ヨドバシカメラ仙台第2ビル」の完成後に取り壊し、自社店舗を核に飲食店や物販店を組み合わせた5階建ての商業棟と、オフィス用テナントや住居スペースなどで構成する複合ビルを一体的に整備する。 二つの施設を合わせた延べ床面積は9万平方メートルを超える見込みで、地上8階、地下1階となる仙台第2ビルの延べ床面積(約3万6100平方メートル)の2倍以上の広さ。商業棟は2014年春、複合ビルは15年にそれぞれ開業する予定。周辺の渋滞対策として地下に大型駐車場を設け、専用道路で市道につなげる構想もある。同社は近く、再開発計画の環境影響評価(アセスメント)について市と協議に入る。 仙台第2ビルはマルチメディア仙台から市道を挟んで東側の仙台市農協会館跡地に建設中で、上棟式が31日に行われた。1〜3階に入る暫定店舗は、売り場面積が約1万2000平方メートルと東北最大級で、4月29日にオープンする予定。 仙台駅東口をめぐっては、東西自由通路の拡幅と商業施設の整備に合わせ、JR東日本がホテルと業務施設を併設する方針。これに伴い、ライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」がことし7月末までに営業を終えることが確実視されており、東口での存続を求める要望が上がっている。
2012年02月01日水曜日
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