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“コンドーム事件”の夏目三久復帰で露呈 日テレの“アキレス腱”

週刊文春 2月2日(木)12時28分配信

「また“禁じ手”を打ってきた」(民放関係者)

 といわれるのは、昨年、視聴率三冠王に輝いた日本テレビ。昨年、退社した元局アナの夏目三久(27)を番組に復帰させるという。

「四月から始まるバラエティー系のクイズ番組で、やはり日テレを退社した羽鳥慎一とコンビを組む、との話が出ています」(同前)

 日テレは、昨年十月に始まった二十五年ぶりの歌番組『1番ソングSHOW』でも、“出戻り”組の羽鳥を司会に起用。局内外で論議を呼んだ。

「視聴率は絶好調の日テレですが、“アキレス腱”とされているのがアナウンサー不足。特に女子アナ不足は深刻で、すでに西尾由佳理、古閑陽子が辞め、宮崎宣子も三月で寿退社、キャスターの丸岡いずみも長期療養中です。その穴埋めに元局アナを起用するのは本末転倒では、との声が上がっている」(同前)

 一時は看板アナ候補と言われた夏目が日テレを辞めるきっかけになったのは、三年前の七月に起きた前代未聞の“コンドーム事件”。

「当時、つき合っていたと思われるセレブ系の彼とのベッド写真が流出。写真誌にツーショットだけでなく、夏目がコンドームの箱を持ち、にっこり笑っている写真まで掲載されるスキャンダルを起こした。女子アナとして大幅なイメージダウンで、レギュラー番組は降板に。昨年一月に日テレを退社しました」(芸能記者)

 退社からわずか三カ月後の昨年四月、夏目はテレ朝の深夜番組「マツコ&有吉の怒り新党」で復活する。

「メインはマツコ・デラックスと有吉弘行の毒舌コンビ。夏目は過激な二人に合いの手を入れるだけでなく、脚を露出したりして、花よりも色気を添える役回りで、開き直った感があった。深夜枠で五%を超す視聴率を上げ、夏目の評価も上がっていった」(同前)

 他局で一皮むけ、数字が取れるようになったら復帰させる、というのが、日テレの新方式のようだが、

「“辞めてもまた使ってもらえる”という前例が確立してしまい、かえって退社に歯止めがかからなくなる、という悪循環に繋がっている」(前出・民放関係者)

 辞めるが勝ちか。

(週刊文春2012年2月9日号「THIS WEEK テレビ」より)

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最終更新:2月2日(木)12時28分

週刊文春

 

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