愛知県尾張旭市の谷口幸治市長(67)は4日、伊藤恵理子・市議会議長に退職届を提出し、受理された。日付は今月24日付。任期途中の辞職に伴う市長選挙は、市選挙管理委員会が退職の通知を受けた日から50日以内に実施される。谷口市長は3期目で、任期は2013年12月までだった。
谷口市長は昨年9月末、体調を崩し、膵臓(すいぞう)がんの疑いがあるとして名古屋市内の病院に入院。11月初めに公務に復帰したが、今年1月末に再び入院していた。退職の理由を「一身上の都合」としているが、関係者によると、「行政を停滞させたくないため、退職を決意した」と話しているという。
尾張旭市は名古屋市に隣接するベッドタウンとして発展してきた。元歯科医の谷口市長は「健康都市宣言」をし、世界保健機関(WHO)の「健康都市連合」にも加盟して、市民の健康づくりに力を入れてきた。