住宅とホテル、商業施設からなる大阪市阿倍野区の複合施設「あべのnini(にに)」が1日、施設共用部分が使用可能となる施設開業日を迎えた。飲食店などが入る商業施設ゾーンは6日から順次オープンする。
住宅、ホテル、商業施設からなる複合施設「あべのnini」 |
大阪市による阿倍野再開発事業で商業施設が入る最後の複合ビルとなり、南隣は昨年5月にオープンした大型ショッピングモール「あべのマーケットパークキューズモール」。あべの筋を挟み向かいには来春開業予定の超高層複合ビル「あべのハルカス」の建設が進んでおり、“アベノ”の存在感がさらに増す。
同施設は地上24階地下2階で延べ床面積2万6千平方メートル。13〜24階が住宅(112戸、昨年2月に販売終了)、5〜11階はリゾートトラストが運営する3月16日開業のホテル、地下2階〜4階の商業施設で構成する。
商業施設は10店舗(ホテルを含まない)で、地下に銀行、1、2階にラーメン店やパスタ専門店、脱毛サロンなどがオープン。4階には保育施設が入る。
住宅は、入居者がホテルサービスを利用できるのが特徴。宅配便やメッセージの預かり、ルームサービスやハウスキーピングも頼め、下階にホテルマンがいる安心感、ホテルに長期滞在しているようなステータス感が提供されるという。
14日には「施設のシンボル」として現代美術家の草間彌生さんの壁面アート作品を公開予定。
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