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内部被ばく量検査 受診の40%にセシウム 南相馬市「極めて少量」
福島県南相馬市は4日までに、ホールボディーカウンターによる市民の内部被ばく量検査結果を公表した。受診者5324人の約40%に当たる2161人から放射性セシウム137を検出。最高値は体重1キロ当たり110.7ベクレルで、市は「チェルノブイリ事故後のロシアなどの検査結果と比べても、内部被ばく量は極めて少ない」としている。 小中学生は579人が受診。0ベクレル以上5ベクレル未満(0〜5ベクレル)が22人、5〜10ベクレルが127人、10〜15ベクレルが54人、15〜20ベクレルが11人、20〜25ベクレルが3人、30〜35ベクレルが1人。40ベクレル以上はいなかった。検出限界以下は361人。 高校生以上は0〜5ベクレルが305人、5〜10ベクレルが最も多く973人など。50ベクレル以上は16人。2802人が検出限界以下となり、預託線量(摂取後50年で受けると推定される放射線量)が1ミリシーベルトを超えたのは1人だった。 昨年8〜12月に受診した小児8人の再検査結果も公表された。いずれも最初の検査より数値が減少するか検出限界以下となり、内部被ばくの恐れはほぼないという。 検査は昨年9月26日〜12月27日、同市原町区の市立総合病院で実施された。結果公表は2回目。検査を受けた住民は1月27日で1万人を超えた。
2012年02月05日日曜日
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