最低の即売会
September 24 [Sat], 2011, 22:17
今日は、本の杜第1回目の即売会でした。
第一回目ということで、もちろん今回が初参加になりますが、川崎市産業振興会館で開催されるイベントに参加するのは、これが初めてという訳ではありません。
いつもだったら、最寄の駅から列車に乗って会場へ、ということになるのですが、最寄の駅は、こないだの台風の災害からいまだ復旧しておらず、列車は終日運休のまま。
仕方なく、カートを牽いて、甲府駅まで一時間歩いた。
家を出るときは肌寒かったが、駅に着く頃にはウォーミングアップがじゅうぶん出来上がっていました。
会場に着いたのは、サークル入場時間終了ギリギリの10時40分。
すでに一般参加者を迎える準備が終わっている両隣に適当に挨拶し、すぐさま私も準備にかかった。
すると、隣のサークルさんが、見本誌に添付するシールを差し出してくれた。
どうやら、先日のサークル参加案内書に同封されていなかった見本誌シールを、準備会が用意してきたらしい。
ただ、私は見本誌の提出に関して一つの懸念があった。
イベントによっては、他イベントで見本誌として提出した同人誌に関しては、提出しなくてよい場合がある。
本の杜ではどういう提出方針をとっているのかが、ホームページにも書かれていないし、案内書にも書かれていない。
隣のサークルに聞いてみたが、放送での案内も全くないようだ。
そこで、私は直接サークル代表に、見本誌について伺った。
すると、他イベントで見本誌を提出した同人誌に関しても一応提出してもらうことにしているらしい。
それは何故なのかと、私は尋ねた。
しかし、代表は「ジャンルの傾向を調べる資料にしたいから」ということ以外に、明確な返答が出来ないでいた。
ジャンルの傾向を確認するなら、合間を縫ってサークルを回ったり、自分でコミティアに一般参加すれば済む話ですし、その時間がなければアンケートでもとったらどうかと提案した。
本の内容に不審な点がないかを確認したいだけなら、その場でスタッフが確認すればいいだけの話ですから、見本誌を回収する理由にはならない。
サークル参加数は、僅か30サークルである。手が足りないとか、確認しきれないとか、そんなのは理由にならない。
とりあえず今回はイベント運営が初めてということで、見本誌は提出という方向で折れることにしたが、たいした理由もないのに、見本誌提出を義務化なんかするなと強く釘を刺して、私はサークルスペースへと戻った。
察するところ、ほかのイベントで見本誌を回収していたから、うちでも回収する方針にしたと、回収に至った理由なんてそんなところではないかと考えられる。
しかし、見本誌チェックを義務化しているイベントというのは、たいていチェック後は返却するか、返却しない場合の用途は、今後の見本誌読書会に活用させてもらうなど、サークル側にきちんと明示しているイベント団体が殆どである。
提出後の見本誌の用途をサークル側に明示出来ていないのは、同じ川崎市産業振興会館を牙城にしている「鉄娘準備会」以外に私は知らない。
あまりこういう悪い例に倣ってほしくないものだ。
よくこんなしょーもない催促に対して、どこのサークルさんも大人しく見本誌を何冊も差し出すものだと、私は感心してしまう。
さらに、一般参加者入場の時間になってからのことですが、とにかく誰も会場に来ない。
一般参加者は、目視で確認する限りでは10人〜多く見積もっても20人。
文芸作品で集客は厳しいだろうってことは前々から承知しているが、それにしても少なすぎるというのが私の率直な感想。
べつに天気が悪いわけでは決してないし、コミティアのような同ジャンルの大型イベントとバッティングしている訳でもないはずだ。
思えば、ホームページが積極的に更新されていた訳でもなければ、サークル参加者にイベント情報の拡散を呼びかけていた訳でもない。
郵便物の発送は遅いし、見本誌シールが抜けているという不手際もあった。
ここまでやる気が感じられないイベントに人が集まらないのは当然であろう。
売り上げは、小説本1.2が3冊だけ。僅か600円の売り上げで、今年最低でした。
予想通り、提出した見本誌のほうが数が多いという皮肉な結果です。
開催時間中に、運営側からサークル参加者全員に缶ジュースの差し入れというサプライズがあったものの、ジュース一本で騙されるものか!という気持ちのほうが強かった。
この日、サークル参加者には入場パンフは無料で1部づつ配られましたが、一般参加者には1部500円で配布されました。
しかし、その内容はといえば、参加サークル一覧と、誤字だらけの代表挨拶文のみ。
ただでさえ参加サークルが少ないのに、こんなペらいパンフに500円払う価値ってどこにあるんだろうか。
前日売りがないイベントパンフに、会場までの行き方を示す交通案内なんか載せても意味は無い。
むしろ入れるべきなのは、一般参加者へのお願いとか、注意事項とか、そういう内容のほうでしょう。
付加価値を高めた内容の濃いイベントパンフを販売して参加者の満足度を少しでも上げようと画策する良質の即売会もある中、本の杜のイベントパンフには、そうとう見習って改善しなければならない要素があるように思う。
本来、参加者に対して規律ある行動を促すべきイベントスタッフが会場内を猛ダッシュで走り回ることがあったし、イベント終了時間になったって、終了を呼びかけるアナウンスすら無かった。
おのおの適当になんとなく撤収して帰っていった。
ここまで酷い同人誌即売会は、首都圏にそうないんじゃないかと思う。
主催側から配布されたアンケートには、社交辞令として50点という採点をつけて提出したが、本当のところ、その半分でも高いと感じた。
文芸オンリー即売会は極めて少ないだけに期待したいイベントだったが、じゅうぶん過ぎるくらいの改善点が見られない限り、ハッキリ言って次はねーな。
第一回目ということで、もちろん今回が初参加になりますが、川崎市産業振興会館で開催されるイベントに参加するのは、これが初めてという訳ではありません。
いつもだったら、最寄の駅から列車に乗って会場へ、ということになるのですが、最寄の駅は、こないだの台風の災害からいまだ復旧しておらず、列車は終日運休のまま。
仕方なく、カートを牽いて、甲府駅まで一時間歩いた。
家を出るときは肌寒かったが、駅に着く頃にはウォーミングアップがじゅうぶん出来上がっていました。
会場に着いたのは、サークル入場時間終了ギリギリの10時40分。
すでに一般参加者を迎える準備が終わっている両隣に適当に挨拶し、すぐさま私も準備にかかった。
すると、隣のサークルさんが、見本誌に添付するシールを差し出してくれた。
どうやら、先日のサークル参加案内書に同封されていなかった見本誌シールを、準備会が用意してきたらしい。
ただ、私は見本誌の提出に関して一つの懸念があった。
イベントによっては、他イベントで見本誌として提出した同人誌に関しては、提出しなくてよい場合がある。
本の杜ではどういう提出方針をとっているのかが、ホームページにも書かれていないし、案内書にも書かれていない。
隣のサークルに聞いてみたが、放送での案内も全くないようだ。
そこで、私は直接サークル代表に、見本誌について伺った。
すると、他イベントで見本誌を提出した同人誌に関しても一応提出してもらうことにしているらしい。
それは何故なのかと、私は尋ねた。
しかし、代表は「ジャンルの傾向を調べる資料にしたいから」ということ以外に、明確な返答が出来ないでいた。
ジャンルの傾向を確認するなら、合間を縫ってサークルを回ったり、自分でコミティアに一般参加すれば済む話ですし、その時間がなければアンケートでもとったらどうかと提案した。
本の内容に不審な点がないかを確認したいだけなら、その場でスタッフが確認すればいいだけの話ですから、見本誌を回収する理由にはならない。
サークル参加数は、僅か30サークルである。手が足りないとか、確認しきれないとか、そんなのは理由にならない。
とりあえず今回はイベント運営が初めてということで、見本誌は提出という方向で折れることにしたが、たいした理由もないのに、見本誌提出を義務化なんかするなと強く釘を刺して、私はサークルスペースへと戻った。
察するところ、ほかのイベントで見本誌を回収していたから、うちでも回収する方針にしたと、回収に至った理由なんてそんなところではないかと考えられる。
しかし、見本誌チェックを義務化しているイベントというのは、たいていチェック後は返却するか、返却しない場合の用途は、今後の見本誌読書会に活用させてもらうなど、サークル側にきちんと明示しているイベント団体が殆どである。
提出後の見本誌の用途をサークル側に明示出来ていないのは、同じ川崎市産業振興会館を牙城にしている「鉄娘準備会」以外に私は知らない。
あまりこういう悪い例に倣ってほしくないものだ。
よくこんなしょーもない催促に対して、どこのサークルさんも大人しく見本誌を何冊も差し出すものだと、私は感心してしまう。
さらに、一般参加者入場の時間になってからのことですが、とにかく誰も会場に来ない。
一般参加者は、目視で確認する限りでは10人〜多く見積もっても20人。
文芸作品で集客は厳しいだろうってことは前々から承知しているが、それにしても少なすぎるというのが私の率直な感想。
べつに天気が悪いわけでは決してないし、コミティアのような同ジャンルの大型イベントとバッティングしている訳でもないはずだ。
思えば、ホームページが積極的に更新されていた訳でもなければ、サークル参加者にイベント情報の拡散を呼びかけていた訳でもない。
郵便物の発送は遅いし、見本誌シールが抜けているという不手際もあった。
ここまでやる気が感じられないイベントに人が集まらないのは当然であろう。
売り上げは、小説本1.2が3冊だけ。僅か600円の売り上げで、今年最低でした。
予想通り、提出した見本誌のほうが数が多いという皮肉な結果です。
開催時間中に、運営側からサークル参加者全員に缶ジュースの差し入れというサプライズがあったものの、ジュース一本で騙されるものか!という気持ちのほうが強かった。
この日、サークル参加者には入場パンフは無料で1部づつ配られましたが、一般参加者には1部500円で配布されました。
しかし、その内容はといえば、参加サークル一覧と、誤字だらけの代表挨拶文のみ。
ただでさえ参加サークルが少ないのに、こんなペらいパンフに500円払う価値ってどこにあるんだろうか。
前日売りがないイベントパンフに、会場までの行き方を示す交通案内なんか載せても意味は無い。
むしろ入れるべきなのは、一般参加者へのお願いとか、注意事項とか、そういう内容のほうでしょう。
付加価値を高めた内容の濃いイベントパンフを販売して参加者の満足度を少しでも上げようと画策する良質の即売会もある中、本の杜のイベントパンフには、そうとう見習って改善しなければならない要素があるように思う。
本来、参加者に対して規律ある行動を促すべきイベントスタッフが会場内を猛ダッシュで走り回ることがあったし、イベント終了時間になったって、終了を呼びかけるアナウンスすら無かった。
おのおの適当になんとなく撤収して帰っていった。
ここまで酷い同人誌即売会は、首都圏にそうないんじゃないかと思う。
主催側から配布されたアンケートには、社交辞令として50点という採点をつけて提出したが、本当のところ、その半分でも高いと感じた。
文芸オンリー即売会は極めて少ないだけに期待したいイベントだったが、じゅうぶん過ぎるくらいの改善点が見られない限り、ハッキリ言って次はねーな。
[ この記事を通報する ]
- URL:http://yaplog.jp/moshimoshikame/archive/274