2011-03-29 23:47:12

3月29日 TBSラジオ キラ☆キラ 15時台 サウンドパティスリー(最終回) 上杉隆 2

テーマ:上杉隆

小島「上杉さん今回。本当、降板で。本当、沢山の人が残念がっていますしね。私も本当に残念なんですけど。あのー、『いや、僕、残りますよ』って、暴れなかったんですか?」



上杉「へ、誰?」



小島「『僕、残るったら残るよ。呼ばれなくても、来週から来るよ』とかって。」



上杉「いや、ゴルフジャーナリストなんで・・・。忙しいんで、もう。」



小島「ねえ。何で上杉さんとね、もう2年間ずっとご一緒したんですけど。残念だなと思って。」



上杉「あー、2年間。あっという間ですよね。あれ?終わっちゃったんだ、もう。」



小島「いや、だからね。ちょっとその2年間を、終わってしまうので・・・。」



上杉「あ、振り返ってみますか?」



小島「やっぱり、リスナーの方は『何で上杉さん辞めてしまうのか?上杉さんは自分から辞めるはずはないんだから、何があったのか?』って、知りたがってると思うんですよね。」



上杉「ええ。自分から辞めていないですよ。急に、『辞める・・・辞めて下さい。』と。あれ、先々週でしたっけ?」



小島「えー、16日ですね。上杉さんが言われたの。」



上杉「二週間前の放送終わった直後に言われたんですよ。その前の週に、神足さんが呼ばれたじゃないですか?」



神足「そうそう。俺が辞めさせられるのかと思った・・・。」



上杉「神足さん呼ばれて。あ、降板させられるんだ!と思ってたんですよ。」



神足「アハハハハ。」



上杉「そしたら、次の週。僕が呼ばれて、ありゃ?って。」



小島「私はね、実はね、Twitterにも書きましたけれど。3月4日の時点で聞いてたんですよね、プロデューサーから。ただ、そういう、人にね、このコーナー終わりですよって決めるのはプロデューサーの権限ですから。私からは言えないので・・・うーん、しんどいなあって。ただ、上杉さんに『次の仕事のことも考えてといたら?』みたいなことは、うっすら言ってはいたんですけれど。公式な通達があったのは、遅過ぎですよTBS!」



上杉「ええ。あの僕・・・。」



小島「信じられないですよね!二週間前に言うってどういうこと!?」



上杉「あの(通達の)一週間前に、そういう噂も入っていたんです。確かに。色んな形で。だけど、その前の前の週か。二週間前(2月下旬?)に、えーっと、TBSのプロデューサーから・・・。」



小島「はい。」



上杉「えー、『4月以降も、よろしくお願いします』って言われたんで。だから・・・。」



小島「ねー。私もそういう風に聞いていたのよ、上杉さんのコーナー続くって・・・。」



上杉「あれ、降ろされるのかな?と思ってたから、OKだって言うので・・・まあ、それは。じゃあ、当然だからやる、と言って。まあね、わずか二ヵ月位ですけど。」



小島「人の生活懸かっている訳だから、ね。番組が一個終わるってことはさ、その分の収入減る訳だから、他の仕事も探さなきゃいけない訳だし、常識から考えて二週間前に言うのって遅過ぎません?」



上杉「まあ、フリーランスはカスみたいなものだから、どう扱ってもいいという考えなのかと一瞬思ったんですけど。」



小島「いや、それはないと思いますけど・・・ぼんやりし過ぎですよ。どんだけぼんやりしてるのって話ですよね。」



上杉「まあね、普通の社会的な常識が通用しないってのは、記者クラブメディアがあるんで。例えば、これが対等な契約関係にあったら、大変なことになるんですよ。」



小島「訴訟でしょ?だって、一回契約しちゃった訳だし。」



上杉「そうですね。それで、しかも4月からの仕事に関して業務妨害になっちゃいますからね。」



小島「そうね。断っちゃった仕事もある訳でしょ?キラ☆キラがありますからって。」



上杉「そうです。それで、やっぱりその部分はホントに・・・。僕はまあたまたまね、運良く色んな仕事がお蔭様であるからいいんですけど。これをね、フリーランスのホント仕事少ない人とかにこういうことやって欲しくはないなと思いますね。要するに、死活問題なんで。」



小島「ねえ。上杉さんは一貫して、記者クラブ批判もしたし、TBSの批判もしたし。えっと、いわゆる官房機密費を巡る平野(元)官房長官のネコババ発言っていうのを巡ってね、Podcastの更新が一週間(で消去)になっちゃったりとか、TBSとの間でも結構、意見の違いとか対立があったなかでも番組は続くって聞いていたので、私はそれを信じていたんですよ。」



上杉「懐深いな、さすがマスターズ(テレビ中継)をやっているだけはあるって。あれ?マスターズになるのかな、俺?」



小島「ね。あの3月の頭になって『上杉さんのコーナー終わるんですよ』って、聞いてね。ホント!残念でねえ。」



上杉「うん。残念・・・。ありがとうございます。」



小島「でも、自由報道協会(仮)はずっと続ける訳でしょ?」



上杉「そう。続けるし。他の活動も、ま、気が向いたら続けますし・・・。」



小島「はい。」



神足「気が向いたらって・・・。」



上杉「気が向いたら続け・・・別にね、あの僕じゃなくてもいっぱい色んな人が・・・今、フリーランスの人たち。それこそ、自由報道協会(仮)にいる何十人ものフリーの人たちとかが頑張って。他の所も降板されられる人もいますけど、岩上さん(フジテレビ とくダネ!)とか。あの、そういう人たちもやりながら何とか、いわゆるこの日本のメディアの環境を少し自由にしようと。世界で唯一しか残っていない記者クラブっていう制度をやっぱり世界中から非難されて、今。ここの海外メディアも凄いですよね?えー、もうこの地震の後の政府、東電、TEPCO、と同時に、日本の記者クラブをもの凄い批判しているんですよ。ご存知のように。」



小島「あの、ホントに記者クラブ制度というのがなくなれば今、記者クラブ制度に悶々としている大手報道機関の社員の中で本当に優秀なジャーナリストしての素材だって、やっぱりある訳でしょ?」



上杉「そうそうそう。」



小島「それも、上杉さんたちと同じように自分の責任を持ってジャーナリストとして自立出来る訳ですもんね。」



上杉「こんなに自由で楽しい職業はない訳ですから。自由に、自分の責任でやって。失敗したらクビ・・・クビというか、そいつは信頼がないんで、この業界から追放されればいいだけの話ですから。ただやっぱり、個人個人で責任取ってやってる訳ですから。だからこそ、TBSと契約結ぶ時だって、やっぱ勝負賭けている訳なんです。こっちもちゃんと勝負しているんだったら、TBSの人たちもちゃんと、この社会に生きて給料もらっているんだったら勝負した方がいいんじゃないかなって思いますし。それは、他のフリーのジャーナリストたちにも、やっぱり言えるから。当然ながら、フリーのジャーナリストが全員良い訳じゃないですよ。」



小島「これも繰り返し仰っていますね。フリーが良くて記者クラブがダメっていうことではなくて、個人の才能はそれぞれに良いとこ悪いとこ色んな人材がいるけれど、やっぱり制度がさっき仰ったように個の集団として機能を殺しているという。」



上杉「そう。だからね、5年前に書いた【ジャーナリズム崩壊】という本でも書いたのは、記者クラブの解放と、僕、十何年間ずっと訴えて来たんだけれど、『開放は結果としてクラブ記者、クラブにいる記者の解放に繋がる』と。」



小島「記者自身の解放と。」



上杉「解放と・・・。」



小島「ちょっと、一旦コマーシャルに行って。続き、コマーシャルの後に。」



上杉「えーっ。」



(CM)



小島「あのねー、あの上杉さんにまだ伺いたいのでね。QUOカード当選者三名様だけ発表しちゃいますね。(中略) でね、上杉さん。ホントこの番組でね、あのたくさんの方が、あ、報道の仕方っていうのにも構造的な偏りとかね、例えば構造的な老化というかね、というのもあるんだなというね。新しい視点を得られたから、ホントにこのコーナーが終わるというのは残念だと・・・。」



神足「護送船団方式って言ったけど、いちばん危機の時には隣を見て何をするというのがあるんだっていうね。報道にも。」



上杉「まあ、マスコミが最後の護送船団になっているんですけど。今、それが変わって行く時なので。ま、2年間でね、もしこれ聴いてて分かったという人は。」



小島「いや、いっぱいいますよ。」



上杉「ちょっと良かったかなと。あとね、常に物事って色んな見方があるんで。一連の見方こそ危ないので。色んな見方をして、そして自分自身が自由な言論を育てる一人になるという意識を持った方がいいかなと思うんですね。そろそろ日本も、この機会に。」



小島「つまり、伝え手の方も私こそが正論であるという驕りに立つこともなく、そして受け手の方もどれか一つだけ信じて後は見ないことにするという風にこう逃げないで。どれも正論かもしれないし、どれも間違っているかもしれないけれどっていう情報体勢を強くするっていうかね。」



上杉「まあ、でも2年間でちょっと明るくなったのは、やっぱり2年前は結構こういう風に言っても、『何でこの人こんなこと言うんだろ?記者クラブに入りたいんじゃないか?』っていう意見も多かったんで。そんなことないって、だいぶ誤解も解けたし。あとねTBSもそうだけど、若手の人たち。このスタッフも、神足さんも小島さんもそうだけど、それぞれディレクターも含めてみんな。やっぱり、この人たちが上に上がって行けば十年、二十年したらきっと分かって、そして、変わって来る時が来るかなと思うので。まあそれが楽しみだなと思って。」



小島「いや、上杉さん。これからも、あの是非ね、番組のコーナーご一緒出来なくなりましたけれど・・・。」



上杉「出来なくなりましたね。」



小島「是非、今後とも活躍を本当に応援していますよ。」



神足「個人的に会ったりしてね。」



上杉「ええ。」



小島「神足さんも一緒に飲みたがっていますしね。本当に残念ですけど。ありがとうございました。」



上杉「こちらこそ。(水道橋)博士とか(西寺)郷太さんとかね、仲間達にも是非。」



小島「そうですね。上杉隆さんでした。本当にありがとうございました。来週からは、その時その時、時事問題を専門家に訊いて行くコーナーになるようです。」



神足「そうなんだ。」



小島「はい。」



上杉「え?そうなの?」




http://www.tbsradio.jp/kirakira/sample.htm

http://www.nicovideo.jp/watch/sm13998142

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