鳩山氏“首相 消費増税に前のめり”
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鳩山氏“首相 消費増税に前のめり”

2月4日 22時23分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

民主党の鳩山元総理大臣は北海道室蘭市で開かれた会合で、野田総理大臣について、「消費税率の引き上げに前のめりになり過ぎている」と述べ、まずは景気回復や行政改革に全力で取り組む必要があるという考えを示しました。

この中で鳩山元総理大臣は、「経済もまだこれから刺激を与えなければならないときであり、被災地では震災からの復興を望んでいる。また、政権交代後、『公務員の天下り天国がおかしいのではないか』と言ってきたが、国民は『もっとメスを入れろ』と怒っている。選挙制度を抜本的に変えることも必要だ」と述べました。そのうえで鳩山氏は、社会保障と税の一体改革に関連して、「やらなければならないことがたくさんあるのに、野田政権は消費税率の引き上げに前のめりになり過ぎている。姿勢をもう少し起こして、国民に理解していただける方向で議論を進めなければ大変危険なことになる」と述べ、野田総理大臣は、まずは景気回復や行政改革に全力で取り組む必要があるという考えを示しました。

また、鳩山元総理大臣は記者団に対し、「普天間基地が固定化して、仮に事故が起こったら大変なことだ。普天間基地を移設させることがいちばん重要であり、それが宙ぶらりんにならないよう、アメリカ政府との交渉の中でくぎを刺しておかなければならない」と述べました。そして、「沖縄の人たちと虚心たんかいに語らうことが大事だが、私自身、そこが足りなかったと反省している。もっと早くに沖縄に行き、真意を聞いておけばよかったというのが私の反省材料であり、今の政府にとっても大切なことだ」と述べました。