警察は、コンピュータ犯罪に使われた&狙われたソフトのソースコードを公開すべき
いわゆる、フル・ディスクロージャ=完全情報公開。 もちろん実際それは難しかろうし、現実的には第三者のプロを選任して意見を求めるってところだろう。たとえば医療過誤の訴訟では裁判所が第三者の医師を呼んで意見を聞くみたいなこと。コンピュータ犯罪が疑われる場合もそうすべきだ。
内容が違いすぎるだろ bit.ly/yrAXw8 bit.ly/ADvyFc bit.ly/zswxxxbit.ly/xYO4zq
— malaさん (@bulkneets) 1月 26, 2012
時事ドットコム:ウイルス作成容疑で初摘発=28歳無職男を逮捕-大阪府警
逮捕、送検容疑は昨年9月、正当な理由なく、コンピューターウイルスを作成、インターネットを通じてサーバーに蔵置し、ホームページ(HP)に接続しただけでウイルスに感染するようにした疑い。
ウイルス作成罪、初適用…サイト閲覧者に感染 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
発表では、小林容疑者は昨年7月以降、自分が運営するサイトを他人が閲覧しただけで、別の掲示板に勝手に書き込みが行われるようにプログラムした不正なウイルスを作成した疑い。 小林容疑者は、神奈川県内の知人男性(26)に、このサイトを閲覧させるため、別人を装って「お前の個人情報がネットに流れている」とアドレスを記載したメールを送信。 男性がサイトに接続すると、小林容疑者が別に運営する「アニメ情報ニュース掲示板」に、「さっさと閉鎖しろ。さもないとお前の両親を殺して家を燃やす」などといった文言が、男性が知らない間に、書き込まれていたという。 小林容疑者は昨年9月、「(男性に)閉鎖を強要された」と府警に被害届を提出。しかし、その後、男性が閲覧したサイトに、ウイルスが仕込まれていることが判明し、府警が小林容疑者を追及。ウイルスを仕込んだことを認めたため、25日に不正指令電磁的記録供用容疑で逮捕したところ、「ウイルスは自分が作った」とも供述したという。
ウイルス作成罪初適用 男を送検 別人装いメール ― スポニチ Sponichi Annex 社会
捜査関係者によると、小林容疑者は昨年9月、「『住所を特定したから殺しに行く』と脅迫メールが来た」と府警に被害申告。府警が発信元とされる神奈川県の知人男性から話を聞くなどして調べたところ、知人のパソコンは自動的に、小林容疑者にメールが送られるウイルスに感染していた。 捜査の結果、小林容疑者が知人に対し、別人を装ったメールにウイルスを添付していたことが判明し、小林容疑者を不正指令電磁的記録供用容疑で逮捕。さらにウイルスの作成容疑を加えて送検した。小林容疑者は知人とインターネットサイトの運営をめぐり、訴訟を起こされていた。
ウイルス作成:28歳の男を送検 全国初の適用 大阪府警 - 毎日jp(毎日新聞)
逮捕容疑は昨年9月中旬、関東地方に住む知人男性のパソコンを誤作動させる目的で、インターネットサービスを提供するサーバーにウイルスを送信したとしている。 府警によると、小林容疑者と男性はいずれもサイト運営者で、ネット上でトラブルになっていたという。サーバーを通じて男性のパソコンにウイルスを送ることで、「掲示板を閉鎖しろ。さもなくば両親を殺す」などと男性が小林容疑者を脅迫する内容の文面をネット上の掲示板に書き込んだように見せかける仕組みだったという。
激しく同意
我々は実行ファイルをメールで添付することとCSRFがあるサイトに書込するURLに誘導する行為を物凄く区別しますよ。
— malaさん (@bulkneets) 1月 26, 2012
ウィルス作成罪の適用対象じゃない可能性高そうという点も激しく同意
虚偽告訴罪かそこらへんの何かで十分だったんじゃないの、という結論に
— malaさん (@bulkneets) 1月 26, 2012
正直このニュースは聞き流してしまっていたんだが、Web屋としては「CSRFじゃね?」と言われてハッとするというか、ものすごい腑に落ちるところがある。
これは恐ろしい、、、。
これ少なくとも、このIPアドレスから殺害予告があったんですって主張して、相手の家に警察送り込むことには成功してるんだよね。
— malaさん (@bulkneets) 1月 26, 2012
これにもはげしく同意。
ブラウザ上で動くプログラムは全部除外せよ、とまでは思ってないけど、元々危険な動作ができないように配慮されたプラットフォーム上で動作しているプログラムを法律で規制しようとするのが危険。単に出来が悪くて使用者の意図に反する動作をするプログラムまでウィルス扱いされるよ(要は悪法になる)
— malaさん (@bulkneets) 1月 26, 2012
この件、岡崎図書館事件のときとちがって、悪意の有無で言えば有のほうであることに間違いはなさそうだが、警察の事実認識が完全に間違っている可能性は否めない。
しかし、関係するソースコードを見せてくれたらあっさりすっきり解説できる自信あるという人は俺だけじゃないだろう。
see also