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スイス 邦銀などが不正結託か

2月4日 1時14分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

スイスの公正取引委員会に当たる競争委員会は、日本の3つの大手金融グループを含む大手銀行のディーラーが、結託して不正を行い短期金利の国際的な指標をゆがめていた疑いがあるとして、調査を始めたことを明らかにしました。

調査の対象になっているのは、「三菱東京UFJ銀行」など日本の3つの大手金融グループのほか、スイスやアメリカ、イギリスなどに本拠を置く合わせて12の大手銀行です。発表によりますと、2006年から2010年にかけて、これらの銀行のディーラーどうしが不正に結託し、銀行間で取り引きされる短期金利について、ロンドンの銀行協会などに、実態とは異なる金利を報告していた疑いが持たれています。ロンドン銀行協会が、銀行からの報告に基づいて公表する短期金利は、さまざまな金融取引に影響を及ぼす国際的な指標として知られています。スイスの競争委員会では、不正が確認されれば、銀行側に罰金を科す可能性もあるとして、アメリカやイギリスなど各国の当局とも連携して調査を進める方針です。