「プーチン氏の関与は嘘」毒殺ロシア将校の父謝罪(02/04 14:25)

 5年前に毒殺されたロシア情報機関の元将校・リトビネンコ氏の父親が、「殺害はプーチン氏の仕業」と言ってきた内容は作り話だったと告白し、ロシア政府に謝罪しました。

 ロシア連邦保安庁元将校・リトビネンコ氏の父親:「プーチン、あなたについて書いた誹謗(ひぼう)中傷の記事を許して下さい。あなたへの憎しみから私が書いた記事は、作り話だったことを許してほしい」
 ロシア連邦保安庁の将校だったリトビネンコ氏は2006年11月、ロンドンで何者かに放射性物質のポロニウムを飲まされ、殺害されました。イギリスに亡命後のリトビネンコ氏が、プーチン政権のチェチェン政策などへの批判を繰り返していたこともあり、ロシアの情報機関の関与が取り沙汰されていました。
 リトビネンコ氏殺害容疑で英国が手配中のルゴボイ氏:「この告白により、事件がロシアの信用を失墜させるための英国情報部による計画だったことが証明された。彼らは失敗し、恥をかいた」
 事件は、5年たった今も殺害の真相をめぐり、ロシアとイギリスとの間でしこりとなっています。

提供:ロシア・トゥデイ

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