農林水産省は2日、職員同士で業務上のやりとりをした電子メールの一部が外部に流出した可能性があると発表した。このメール情報を悪用し、何者かがウイルスを仕込んだメールを同省職員らに送ったが、ウイルス対策ソフトで駆除し、感染はしなかったという。同省は「この情報に国民の個人情報は含まれていない」としている。
同省によると職員の一人が昨年12月19日、職員延べ約70人分のアドレスにメモが添付されたメールを送信。1月10日に送信先のアドレスの一つから同様の内容のメールが複数の職員に返信され、このメールにウイルスが仕込まれていた。海外から送信されたとみられる。【曽田拓】
毎日新聞 2012年2月2日 21時35分