アメリカの大手半導体メーカー「マイクロンテクノロジー」は、最高経営責任者のスティーブ・アップルトン氏が、飛行機事故で死亡したと発表しました。「マイクロンテクノロジー」は、日本の大手半導体メーカーで国の支援を受けて経営再建中の「エルピーダメモリ」と提携交渉を進めており、経営トップが死亡したことで、今後の交渉に影響が出るのではないかという懸念も出ています。
「マイクロンテクノロジー」は、アメリカ西部、アイダホ州に本社がある世界第4位の半導体メーカーでデータを記憶する「DRAM」と呼ばれる半導体を製造しています。会社側の発表によりますと、スティーブ・アップルトン最高経営責任者は、3日、アイダホ州の空港で、小型飛行機を操縦していたところ墜落し、死亡したということです。アップルトン氏は、1994年に「マイクロンテクノロジー」の最高経営責任者に就任し、これまで長期にわたって経営のかじ取りを担ってきました。曲芸飛行が趣味で、2004年にも事故で大けがをしています。「マイクロンテクノロジー」は、国の支援を受けて経営再建中の大手半導体メーカー「エルピーダメモリ」と提携交渉を進めており、経営トップが死亡したことで、今後の交渉に影響が出るのではないかという懸念も出ています。