4日午前9時10分ごろ、大阪府茨木市西河原1丁目のJR京都線で、大阪発長野行き特急「しなの」(10両編成)がシカをはね、一時運転が止まった。乗客約200人にけがはなかったが、上下2本が部分運休し、18本に最大23分の遅れが出た。
JR西日本によると、シカは体長約1メートル。子ジカとみられ、線路上に立ち止まっていたという。運転士は非常ブレーキをかけたが、間に合わなかった。
現場は茨木市役所から約2キロの住宅街。JRの担当者は「市街地に近いこんな場所でシカが出た事例は聞いたことがない」と話している。