ローマ字入力のカスタマイズ
インストールしたフォルダのconv-table以下には変換に使用するファイルが含まれており、これらを編集することでカスタマイズできます。
例えば句読点を「、。」ではなく、「,.」にしたい場合、kigou.txtを書き換えることで実現できます。含まれているファイルは以下の通りです。
ファイル名 | 説明 |
---|---|
romaji.txt | ローマ字入力に使用します。ローマ字からひらがなに変換します。 |
kigou.txt | ローマ字入力に使用します。半角記号から全角記号に変換します。 |
kana.txt | かな入力時に使用します。半角カナからひらがなに変換します。また、半角記号を全角に変換します。 |
haflchar.txt | 半角カナ変換(F8、Ctrl+O)に使用します。ひらがなから半角カナに変換します。 |
reverse.txt | 半角英数変換(F10、Ctrl+T)に使用します。ひらがなからローマ字に変換します。 |
sokuon.txt | ローマ字入力に使用します。「kku→っく」などの促音(「っ」)を含むパターンが網羅されています。 |
sokuon.exe | カスタマイズをしたら事前に使用する、補助ツールです。実行すると、romaji.txtからsokuon.txtを自動生成します。 このツールを使わずに独自に促音をカスタマイズすることもできます。 |
英数字を全角に変換する際には変換テーブルではなく、次のコンフィグファイルを使用します。
コンフィグファイルの変更
インストールしたフォルダのconfig.iniは、以下のように、ユーザ名などの設定が保存されています。
[system]
user=nokuno
predict_allways=0
convert=/api/?method=convert;
predict=/api2/predict.php?
server=www.social-ime.com
[widechar]
lowercase=on
uppercase=off
number=on
tenkey=off
[system]セクションにはユーザ名、サーバ名、APIパスがあります。[widechar]セクションには全角にするかどうかの設定があります。
例えばlowercase = off に変更すると、入力時にアルファベットの小文字を全角にせず半角のままになります。
変数名はそれぞれ、lowercaseがアルファベットの小文字、uppercaseがアルファベットの大文字、numberがキーボードの数字、tenkeyがテンキーの数字です。
デフォルトではtenkey = off に設定されているので、テンキーで入力した数字は半角になる、といった具合です。