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【社会】

諏訪湖で「御神渡り」出現確認 

2012年2月4日 12時06分

諏訪湖に出現した「御神渡り」=4日午前、長野県岡谷市湊で(梅村武史撮影)

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 長野県中部の諏訪湖で立春の4日、全面に張りつめた氷がひび割れ、せり上がる「御神(おみ)渡り」が4年ぶりに現れた。300年以上前から神事をつかさどる諏訪市の八剣(やつるぎ)神社が4日夜に総代会を開いて正式に認定する。氷の筋の位置で気象や農作物の出来を占う「拝観式」の日程も決める。

 御神渡りの湖面の筋は、諏訪大社上社(諏訪市)の男神が、対岸の下社(下諏訪町)の女神に会いに通う「恋路」と伝えられる。

 諏訪市はこの日、氷点下9・1度。御神渡り認定の条件となる対岸の下諏訪町や岡谷市側に続くひび割れを確認した。八剣神社の宮坂清宮司は「立春までずれ込んだが、本当に寒い諏訪らしい冬が来た」と語った。

 全面結氷した諏訪湖では、昼夜の温度差で氷が膨張と収縮を繰り返す。ここ10日間の平均最低気温が氷点下10度前後で推移し、湖の氷の厚さは20〜5センチに。時折、氷がきしみ、「ゴー」とごう音が湖上に響いている。

(中日新聞)

 

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