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セ界、予告先発制導入へ各球団で意見集約

デイリースポーツ 2月4日(土)7時38分配信

セ界、予告先発制導入へ各球団で意見集約
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 阪神の開幕投手候補の能見
 セ・リーグが今季から予告先発の導入を検討していることが3日、明らかになった。1月24日の実行委員会後に、セ球団代表らが出席した会合で話題に上り、現在は各球団の意見集約が行われている。賛成意見が多いことから、3月1日のリーグ理事会で議題として論議後、今季からの導入へ向かう流れだ。

 ついにセ・リーグでも、予告先発導入が本格化の動きとなった。1月24日の実行委員会後、各球団の代表クラスが出席した会合で、DH(指名打者)制などとともに話題に上ったという。球界関係者は「(導入へ)気運は高まっている。今、各球団の意見を集約しています」と説明した。

 予告先発は、パ・リーグがファンサービスの一環として、83年に開幕戦限定で導入。85年からはシーズンの日曜日限定として行われ、94年から公式戦全試合が対象として行われるようになった。

 先発投手をあらかじめ公表することで、ファンの関心を集めようとする試みだが、セ・リーグでは反対意見が多く、94年に一部のカードで実施されたが翌年には廃止。以降は、05年から始まったセ・パ交流戦でのパ主催試合であっても、予告先発が採用されなかった。

 だが近年、その風向きも変わってきた。広島の鈴木清明球団本部長は「賛成か反対かは言えない」とした上で、「先発隠しに労力を使うのは、どうかと思う。(偵察メンバーで)無駄な選手を使う必要もなくなる」と話し、先発調査のために派遣するスコアラーも含め、制度導入による人員的なメリットを挙げた。

 さらに、プロ野球の集客力の拡大が課題とされる中で、話題の対戦などを事前にファンへ告知できるという、商業的な効果も期待されている。

 現在は、監督ら現場の意見を集約などの各球団単位の検討が進められているが、賛成意見が多くを占め導入への障害は少ない。3月1日に行われるセ・リーグ理事会で正式に議題として議論され、3月30日の開幕戦から実施される見込みだ。

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最終更新:2月4日(土)8時38分

デイリースポーツ

 

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