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★スペシャルインタビュー
supercell「My Dearest」ryoロングインタビュー 4
初音ミクと共に音楽業界に鮮烈なデビューを果たした第1期、そしてnagiをVo.に迎えた第2期を『Today Is A Beautiful Day』で輝かしく締めたsupercell。8ヶ月以上の間隔を置いてリリースする4thシングルはいかにして生み出されたのか。『ギルティクラウン』を通じてリンクするEGOISTの楽曲など、ryoの仕事を多面的に聞いていく。


こゑだちゃんの後ろならいいだろうとPVにも出演しました(笑)(ryo)

――今回、初回盤に同梱されるPVについてもお伺いしたいのですが。

ryo 実は出演して弾いています。まぁ、雰囲気顔出しというか、「なんかちょっと出てる」という感じなんですけど(笑)。しかも、全員がフルメイクだから誰が誰かは分からない。でも、曲調がゴシックな、ちょっとモノクロな世界観だったので合わせたんですよね。

――今回、出演しようと思ったきっかけは?

ryo こゑだちゃんがあってこそ、というか。こゑだちゃんはパフォーマンスができるというかアクティブに強いというか。レコーディングからノンストップな歌い方なので、ライブ向きなんですよね。だから、(出演は)「こゑだちゃんなら後ろでひっそりしていても大丈夫だな」という大人な考えもありました(笑)。

――出演していかがでしたか?

ryo 面白かったですね。今まで色々とやってきて、PVを撮るのが初めてというのもなんですけど。「五枚目(のシングルで)もPVを撮りたいな」って。映像を考えながら今、曲を作っているようなところもあります。「弾きざまがかっこいい曲がいいよな」って。目立ちたいので(笑)。ただ、昔からバンドらしいPVが撮りたいとは思っていて、ミュージックビデオクリップならヴォーカルが歌っているほうが楽曲にのめりこめるという考えはありました。2年ぐらい前からスカパーで色々見たんですけど、「やっぱり」という感じで。だから、今回はバンドをかっこよく撮れる監督にお願いしたんですよ。

――ライブしたくなりませんでしたか?

ryo このPVを撮って思いました。「これなら」って。

――今まではライブしようと思わなかったんですか?

ryo 思わなかったですね。再現できないような気がしていたんですよ。

――「自分の曲はバンドスタイルじゃない」と?

ryo そう。って勝手に思っていたんですけど、こゑだちゃんなら、「できるんじゃない、これ?」って気になりました。PVのとき、自分で自分の曲を演奏するのが新鮮だったんですよ。自分で自分のカバーという感じが。「ライブでやったらかっこよくなりそう」みたいな感覚があって。今まで、他人が自分の曲で盛り上がっているのはよく見たんですけど、自分でやって自分で盛り上がるというパターンも一回ぐらいはやってもいいかなと思ってます(笑)。


つづく


Text/清水耕司(ボーグナイン)
2011/12/08 13:00:00