小中生、20ベクレル以上4人 南相馬の内部被ばく検査
南相馬市は3日、東京電力福島第1原発事故を受け市が独自に実施している、ホールボディーカウンターによる市民の内部被ばく検査結果を公表した。昨年9月26日〜12月27日に受診した5324人分で、公表は10月に続き2回目。
市によると、小中学生は、579人が受診し、このうち218人から放射性セシウム137が検出され、6割以上の361人が検出限界値以下だった。1キロ当たり20ベクレル以上が検出されたのは4人で、最高値は1キロ当たり30〜35ベクレルが1人。
高校生以上は4745人が受診、このうち1943人から放射性セシウム137が検出された。検出者の大部分に当たる1774人が1キロ当たり20ベクレル以下だったが、16人は50ベクレル以上で、最高値は110.7ベクレル。市によると、50年預託実行線量で1ミリシーベルトを超えたのは1人で、1.069ミリシーベルトだった。
(2012年2月4日 福島民友ニュース)
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