ハンター、福島で3割減 放射線不安、農業被害も原発事故の影響で、福島県ではイノシシなど有害鳥獣を捕獲する狩猟者の登録が2010年度に比べ3割近く減少していることが4日、県猟友会への取材で分かった。狩猟者が減ったことで有害鳥獣が増え、今年春以降の農作物への被害拡大が懸念される。 10年度は3542人の登録があった県内の狩猟者は、11年度は1月30日時点で2583人。このうち約400人が震災や原発事故で避難生活を強いられているほか、登録していても放射線への不安などから狩猟を控える人が多いという。 県は昨年10月から有害鳥獣の放射性物質検査を実施。イノシシ97頭を調べ65頭から国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超えるセシウムが検出された。 【共同通信】
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