【ジュネーブ=藤田剛】スイス連邦競争委員会(COMCO)は3日、短期金利の国際指標であるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)と東京銀行間取引金利(TIBOR)を不正に操作した疑いで、日米欧の12銀行に対して調査を始めたと発表した。国内大手のUBSとクレディ・スイスを集中的に調査する方針。
日本勢では三菱東京UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行が調査対象となっている。ただ、邦銀は不正操作には関与せず、情報の提供だけを求められている可能性もある。
米国や欧州連合(EU)の当局はLIBORを実態より低く誘導する国際カルテルを結んだ疑いで、UBSなどに調査を開始している。COMCOは「デリバティブのトレーダーが共謀してLIBORとTIBORに影響を及ぼし、デリバティブ市場を操作した疑いがある」としている。
LIBOR、COMCO、TIBOR、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、UBS、クレディ・スイス、みずほフィナンシャルグループ
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