きみのみらいのえがおのために
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東邦大学医療センター
大橋病院 小児科
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7価肺炎球菌結合型ワクチン接種開始
2010年5月より、当科でも7価肺炎球菌結合型ワクチンの接種を開始しました。
小児において、肺炎球菌やインフルエンザ桿菌が原因菌の多くを占める細菌性髄膜炎の"初期"症状は、発熱・不機嫌など、いわゆる「かぜ」と区別が難しい場合も多いのですが、その治療においては早期診断・早期治療が望ましいこと、また近年抗生剤に耐性を示す肺炎球菌の増加により、治療に難渋する重症感染症(髄膜炎・敗血症など)が増えていることなどより、予防接種がより望ましいと考えられます。
『小児用肺炎球菌ワクチン情報サイト』はこちらです。
従来の肺炎球菌ワクチンとはどうちがうの?
23価肺炎球菌多糖体ワクチン | 7価肺炎球菌結合型ワクチン | |
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投与対象 | 2歳以上で肺炎球菌による重篤疾患に罹患する危険が高い場合 1)脾摘患者における肺炎球菌による感染症の発症予防 2)肺炎球菌による感染症の予防
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2か月齢以上9歳以下における侵襲性感染症(細菌性髄膜炎、菌血症、血液培養陽性の肺炎など)の予防 |
投与方法 | 基本的に1回。 | 【標準】 初回免疫:2~6か月齢に接種開始。27日間以上の間隔を空けて3回接種。 追加免疫:3回目から60日間以上の間隔をおいて4回目を接種。 【接種もれ者】 <7ヶ月齢以上12ヶ月齢未満> 初回免疫:27日間以上の間隔を空けて2回。 追加免疫:2回目から60日間以上の間隔をおいて3回目を接種。 <12ヶ月齢以上24ヶ月齢未満> 60日間以上の間隔で2回接種。 <24ヶ月齢以上9歳以下> 1回接種のみ。 |
効能・効果 | 多糖体(=莢膜成分を抗原とする)ワクチン⇒直接B細胞を刺激し、抗体産生を行う。 | 7つの血清型の莢膜それぞれにキャリア蛋白(ジフテリア毒素を無毒化させたもの)を結合させたワクチンの形(☆)にすることにより⇒2歳未満の小児にも有効なT細胞依存性の免疫反応を惹起することができる。細胞性免疫が動員されて抗体の産生が低年齢でもおこり、メモリー細胞にも抗原が記憶される。さらに追加免疫を行うことによりブースター効果が誘導される。 |
利点 | 多くの菌型をカバーできる。 |
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問題点 |
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副反応 |
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日本での販売開始 | 2006年11月 | 2010年2月 |
対象
2ヶ月齢以上9歳以下
料金
1回 10,500円
接種可能な曜日/時間
木曜日・金曜日午後の予防接種枠(13時~15時)のご予約をおとりください。