ゲーム中毒:李大統領が対策整備を指示

 大統領府(青瓦台)で2日、李明博(イ・ミョンバク)大統領が出席する中で「学校(校内)暴力根絶に向けた学校長との懇談会」が行われ、ゲーム中毒やゲームの暴力誘発問題が集中的に取り上げられた。

 京畿道竜仁市のある小学校校長は「テレビの大人向けバラエティー番組やゲーム機、携帯電話などに子どもが無防備にさらされている」とし、この問題を社会で解決してほしいと訴えた。また、大田市のある女子高校校長は「最近の子どもたちは友人と上手に付き合えない。友人とけんかになると、妥協しようとするのではなく、最後まで相手を攻撃する」と話した。

 専門家らは、相手を徹底的に打ち負かすというゲームの中の精神状態が日常にも表れ、最近の児童・生徒たちはひどい暴力を振るっても罪の意識を感じられない、と指摘している。

 大統領府の関係者によると、李大統領は「バーチャル世界のゲームの残酷性が子どもたちの暴力性を助長している」との判断から、ゲーム中毒問題の対策整備を指示したという。

崔賢黙(チェ・ヒョンムク)記者
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