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'12/2/4

対露貿易回復へ浜田港を強化




 島根県は2012年度、浜田港(浜田市)を拠点としたロシア輸出への支援を強化する。これまで主力だった極東のウラジオストクに加え、首都モスクワなど西部でも食品や建材のニーズが高まると判断。輸送費の補助や見本市の開催で地場企業をサポートし、低迷している対ロシア貿易をてこ入れする。

 浜田港の10年の輸出総額35億4千万円のうち、ロシア向けは25億7千万円と約7割を占める。ただ、リーマン・ショックに伴う景気悪化の影響で08年の5分の1に落ち込んだ。

 一方、JAいわみ中央(浜田市)が昨年1月、ブランド米「石見のきんさい米」(4・3トン)を初出荷するなど日本食人気は高まっている。和風建築の知名度も上がっており、県内産石州瓦も現地での採用が増えている。

 昨年実施した国土交通省のモデル事業で、浜田港からウラジオストク港で荷揚げし、シベリア鉄道経由でモスクワに輸送するルートの所要日数が最短26日間と判明した。スエズ運河を経由するルートより19日間短縮される。シベリア鉄道経由のルートの利用を促すため、輸送費などを補助する計画でいる。

 県や浜田市、地場企業でつくるロシア貿易促進プロジェクト実行委員会(事務局・浜田港振興会)で、見本市や商談会の開催も増やす方針。実績のあるウラジオストクに加え、西部のモスクワ、サンクトペテルブルクを候補地に準備を進める。




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