権藤投手コーチが精力的に動き回り、選手にげきを飛ばしている。
ブルペン、屋内練習場、サブグラウンド…。選手やコーチなど肩書は問わず、気付いたことをどんどん言う。そして、高木監督同様、求められたサインに応じる。
宿舎へ戻るのは午後5時、6時。夕食を済ませて選手データの書かれた資料に目を通すと、午後9時には寝る準備が整うという。球団経営にも関心があるようで、宿舎には映画化もされた本「マネー・ボール」を持ち込み、読書にもいそしむ。
73歳。サインを求めるファンからは体力を心配する声もあるが、「昼、夜働くのは苦にならない。寝るのはもっと遅くてもいいんだ。徹夜ってなると厳しいけどな」と笑い飛ばした。わが身を振り返ると…。とてもとても、恥ずかしい限りです。