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清武氏、渡辺会長の出廷要求 法廷闘争ゴング

清武氏、渡辺会長の出廷要求 法廷闘争ゴング
 口頭弁論に向かう清武英利元巨人球団代表=東京地方裁判所(撮影・田村亮介)
 昨年11月に巨人の球団代表を解任された清武英利氏(61)と渡辺恒雄球団会長(85)や読売グループ本社、巨人との損害賠償訴訟の第1回口頭弁論が2日、東京地裁で行われた。清武氏側は解任の不当性などを訴えると同時に、証人として渡辺会長の出廷を求めることをあらためて明言。読売側も公判の状況次第では応じる可能性を否定しなかった。

 ついに法廷闘争のゴングが鳴った。弁護士5人態勢で裁判に臨んだ清武氏側はあらためて“ガチンコ対決”を希望。閉廷後に開いた会見で、代表代理人の吉峯啓晴弁護士はこう話した。「渡辺さんが被告本人として出廷することは不可欠だと思っている。先方は出したくないかもしれませんが、当然、申請はします」と、渡辺会長の出廷を求める考えを示した。

 理由は渡辺会長の発言が名誉毀損(きそん)に基づく慰謝料等請求の争点になると考えているためだ。昨年11月4日の取材対応の際、コーチ人事について「おれは何も聞いていない」と話したことが虚偽であると主張。同10月20日に人事について報告した際に「そうか。わかった」と返答され、承認を得た事実と反するとした。

 一方、11人もの弁護団で現れた読売側も、渡辺会長出廷の可能性については否定しなかった。要請があった場合「言った人と聞いた人で発言の意味が違ってくることもある。そうであれば、一般的には必要が出てくるといえる」と喜田村洋一弁護士(61)。法廷での2人の対峙も視野に入れていることを明かした。

 またこの日、読売側は清武氏の解任理由について以前から挙げていた5項目に加え、さらに2項目を公表。「(解任時の)取締役会の時から7つあった」としたが、これには清武氏側が「当初の5つがいかに正当性がないかを示している」と応酬。双方とも一歩も譲る構えは見せなかった。

 裁判の冒頭、意見陳述を行った清武氏は「あるコーチにあげるはずの『病気平癒』のお守りを首に下げている」と、10年に亡くなった木村拓也コーチの貢献を例に挙げ、育成制度の充実を図った自身の球団運営の実績を説明。「コーチや選手を守りたい一心で記者会見を行いました」と、従来の主張を繰り返した。

 会見で「事実をきちんと確定させていって、自分がやろうとしていたことをあらためて訴えていきたい」と意欲を示した清武氏。果たして最高実力者・渡辺会長と直接相まみえる時はくるのか。結末はまだまだ見えない。決戦は今、始まったばかりだ。
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渡辺恒雄  弁護士  巨人  人事  裁判  

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