ただ母を救いたい

清く正しく懸命に働いてくれた母が。

２０１２年１月７日に倒れました。

高熱に寝汗に血尿。

すぐさま病院に連れて行き、血液検査をして頂いたところ。

素人の私が見ても尋常では無い数値を叩き出していました。
記憶しているものだけでも
ＡＬＰ2900
CRP１１．５

尋常では無いと、私の直感で
「ガンではないか？」

と、感じたので。
癌では無い事を願いながらも、県立がんセンターに紹介状を書いて頂き。

ＣＴ、PET検査の結果バカでかい腫瘍を左側腎臓に発見。
それは、腎臓癌では無く。悪性リンパ腫が腎臓に転移しているとの事…。

そう告げられた時は、血の気が音をたてて引いて行く体験を致しました。


「母が死んじゃう…。」


放心状態の私に母がかけてくれた言葉…。

「あなたの事が心配。死んでも死にきれないよ…。」


この言葉に正気を取り戻した記憶があります。

何としても。働くだけの過酷な人生を歩ませてしまった、歩んでくれた母のささやかな夢。

「ハワイに行ってみたい」


もっと早く連れて行ってあげれば良かった…。
もっともっと親孝行してあげれば良かった…。



お母さん。
必ずハワイに連れて行ってあげるからね。
一緒にいっぱい旅行しようね。

必ず助けてあげるから！！



泣けてきたので、この辺りで。