沖縄防衛局長「講話は自らの発案」
TBS系(JNN) 2月3日(金)18時40分配信
沖縄の宜野湾市長選挙への対応をめぐって、防衛省は3日夜にも真部沖縄防衛局長を異動させ、事実上更迭する方向で最終調整しています。その真部局長は3日、国会に呼ばれ、一連の対応は組織ぐるみではなかったことを強調しました。問題が明るみに出てから4日目で国会に呼ばれた真部沖縄防衛局長。問題となった「講話」は自らの発案で、外部からの指示などはなかったことを強調しました。
「講話につきましては私自身が発意発案いたしまして、関係の職員に準備を指示し、防衛本省をはじめまして、外部から何か指示とか示唆とか、そういったものがあったということはございません」(真部朗 沖縄防衛局長)
講話を行った理由については、次のように述べました。
「(選挙を)棄権することなく行くようにということを言いたいというのが、最初の考え方でございました。服務指導の一環であるということと私は受け止めておりまして」(真部朗 沖縄防衛局長)
処分内容にもかかわってくる特定の立候補予定者に肩入れする意識は、本当になかったのでしょうか。
「どちらかの候補者に肩入れするとか、そういった先ほどの通達に反するような考え、認識といったものは全く思ってなかった」(真部朗 沖縄防衛局長)
はっきりと否定した真部局長でしたが・・・。
「もう集めることによって、既に特定の候補者への投票を迫る無言の圧力をかけてるんです」(公明党・東順治 衆院議員)
「親族までリストアップしたということは行き過ぎではないかなと。誤解を与えているということは否めないんではないかと」(田中直紀 防衛相)
更迭は避けられない状況となっている真部局長ですが、自民党側は防衛省の対応を批判しました。
「お騒がせをしたから早く処分するようなニュアンスに聞こえますが。これはまるでトカゲの尻尾切りじゃないですか」(自民党・中谷元 元防衛庁長官)
「今のところは白紙でございます」(田中直紀 防衛相)
質疑のなかで田中防衛大臣は、「重大な責任を感じている」と述べましたが・・・。
「場合によっては引責辞任するということですか」(公明党・東順治 衆院議員)
「その指示に基づいて、きちっと重たい責任を果たしていただきたい」(野田首相))
野田総理は、田中大臣の辞任は必要ないという認識を示しました。(03日17:25)
最終更新:2月3日(金)18時40分
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