東京でするべき88のこと

謎の場所から“鉄板”観光地まで、外国人エディタが体験したい東京

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東京でするべき88のこと

東京でするべき88のこと
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1ヶ月熟成させたマグロの寿司をはじめ、東京で体験すべき88のことをリストアップした。24時間ネオンで輝くこの街では、必ず何か面白いことが行われている。世界一クールなクラブで踊るも、阿波踊りの列に加わるのもいい。この機会に、エトランゼの視点で見た東京を楽しんでほしい。

1.DOMMUNE(ドミューン)を体験

DOMMUNEは、奇才・宇川直宏が手がけるライブストリーミングスタジオ。2010年3月にスタートし、毎週、金曜と土曜を除く19時から24時まで、ライブやトークショーがオンエアされる。毎晩数千人の視聴者が集まり、新しいメディアとして注目されている。また、実際にスタジオ内で、ライブやトークショーを楽しむことも可能だ。DOMMUNEは、“共同体”を意味するCOMMUNE(コミューン)の先を目指し、Cの次のD、というところから名付けられている。

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2. 江戸時代式の風呂に入る

かつての日本の風呂がどのようなものだったか、想像したことはあるだろうか。まあ、ここは正直に話そう。「想像したことがある」と答える人に対しては、多少なりの懐疑心を持ってしまうのが本音だ。だがもちろん、その「想像したことのない」ことを経験できる場所が、東京にはある。大江戸温泉物語。いわゆる風呂のテーマパークで、その風変りな様式を奇妙に感じてしまうのは、決してあなただけではない。

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3.日本武道館へ行く

東京には素晴らしい舞台が沢山あるので、これは変わった提案かもしれない。しかし、武道館という場所はロック史上とても重要な場であるといっても過言ではない。武道館の旗揚げは1966年に行われたビートルズのライブ公演。以来、武道館でのライブを収録した「Live at the Budokan」のアルバムをリリースしたアーティストは、ボブ・ディラン、ブラ―、チープトリックなどが顔を並べる。武道館は、アーティストにとってまさに夢の舞台と化している。

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4. 学び、そしてビールを飲む

黄金に輝くエビスビールが誕生したのは1890年2月28日。つまり、今日これまでの間、ビールをおいしくするのに充分な時間を費やしてきたというわけだ。エビスビール記念館(入場料無料)は、日本でもっとも好まれているビールに敬意を示している。特に注目すべきなのが、1920年代の着物を着ているモデルの広告ポスターなどを時系列に並べている展示室だ。ただ、見学者は展示の終点に着くなり、終わりの見えないビールテイスティングに捉われてしまうことだろう。

エビスビール記念館

5. 素敵な写真を見る

恵比寿ガーデンプレイス内の4フロアを独占する東京写真美術館は、膨大な写真を所蔵し、定期的に写真界に新たな光を与えてくれているフォトグラファーたちの展覧会も開催している。地下にある小さなイメージ&技術ギャラリーは、光学の歴史やモーフィングなどの技術、そしてメディアアートの展示を特色としている。貴重な午後を過ごすのにぴったりな場所といえる。

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6.都内一古い映画館で映画の2本立てを観る

50年目を迎えた高田馬場にある早稲田松竹シネマは、今では都内一古く、かつ稀有な場所のひとつといえる。同館では日本映画をはじめ、ハリウッド作品、および様々な言語の映画が上映されている(全作品35mmフィルムでの上映)。すべての映画は2本立てのため、午後の時間を最大限に利用すると良い。

7.アバンギャルドな時間を過ごす

SuperDeluxe六本木は、好奇の目に満ちたニッチ層の、都市における主要な実験スペースとして知られている。レギュラーイベントには、Cal Lyallの騒音や雑音を元にした音楽イベントや、ex-Mott the Hoopleのキーボード奏者として知られているモーガン・フィッシャーのオルガンなどがある。モーガン・フィッシャーは与えられた想像の範疇を飛び越え、境界を越えたドラムやキーボードなどの音を私たちに届けてくれる。SuperDeluxeは、強くお勧めしたい。

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8.日本以外ではおそらく食べられない、豚の“あの部分”を食べる

“あの部分”とは、つまり、豚の睾丸のこと。しかも、刺身で食べることができる。もし食べてみたいと思ったのなら、新宿にあるアルバトロスに行ってみるといい。とても繊細な豚料理を出してくれるだろう。

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9. 自由の女神を見に行く

お台場にある自由の女神を見て驚くことは、それが日本に実在するたった1体のレプリカではないということだ。少なくとも、あと2体は存在している(ひとつは下田に、もうひとつは大阪に)。しかし、他の2体に比べ、東京の自由の女神の方がはるかに勝っている。“The French Year of Japan”(日本におけるフランス年)1998-1999年の記念として置かれたもので、2000年以来、東京湾とレインボーブリッジを見渡せる場所に佇んでいる。

10.原宿でロカビリーダンスを踊る

週末の代々木公園には、たくさんのロカビリーダンサーが集う。なぜ、ロカビリー“おやじ”たちは毎週末、頭をリーゼントできめ、代々木公園に集うのだろうか。答えは出ないかもしれないが、ロカビリーおやじダンサーは楽しそうだし、彼らを見に集まった観衆もまた楽しそうだ。ただし、見るだけにとどめて、一緒に踊り出すのはやめた方が良さそうだ。一度チャレンジしてみたが、どうにも嫌そうな顔をしていた。

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翻訳 タイムアウト東京編集部
テキスト ジョン・ウィルクス

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