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昨年11月の藤沢市立小ランプ事故、女児は顔面大やけど、教諭停職6カ月/神奈川

カナロコ 2月3日(金)0時30分配信

 藤沢市教育委員会は2日、市立亀井野小学校(同市亀井野)で昨年11月、男性教諭(32)がアルコールランプを倒し、女子児童(10)がけがを負った事故で、女児のやけどが、燃え広がった火による顔面の大やけどだったと発表した。事故直後、市教委は飛んできたランプの芯が女児の顔に当たったことによる軽いやけどと説明していた。

 県教委は同日、教諭を停職6カ月の処分とし、市教委は監督責任として同校の広田清嗣校長を文書訓告処分とした。

 市教委によると、教諭は昨年11月8日、理科の授業中に、アルコールランプの火の消し方を指導するとして教卓周辺に児童を集め、児童に火を向ける形で両手でランプを倒したという。児童の方に流れたアルコールに火が移り、前列で中腰になっていた女児の頬に炎が触れ、大きなやけどを負ったという。

 市教委は事故直後、「ランプの芯が飛び、女児の頬に当たり軽いやけどを負った」と説明していた。

 女児は事故後から登校できず現在も通院中で「先生に対し『怖い』と話している」という。

 市教委は、当初の発表と事実関係が異なることを同年11月18日に把握。12月19日に県教委に事故報告書を提出していた。

 市教委の山田泰造教育次長は「発表は職員の処分と同時でいいと思った。対応が遅れ反省している」と話した。

 女児の親は今年1月26日、藤沢北署へ被害届けを提出。同署は業務上過失傷害の疑いで調べている。

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最終更新:2月3日(金)0時30分

カナロコ

 

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