NHK佐賀県のニュース 佐賀放送局
自治体向け原子力防災の研修
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、原発の地元自治体の職員などを対象にした原子力防災についての研修会が唐津市で開かれ、市や町の職員たちが住民避難のあり方などについて学んでいます。
この研修会は、自治体の職員などに原子力防災の基礎的な知識や緊急時の対応を学んでもらおうと独立行政法人の日本原子力研究開発機構が全国各地の原発がある地元の自治体を対象に開いているものです。
唐津市で開かれた玄海原発の地元自治体を対象にした研修には10キロ圏内にある玄海町や唐津市などに加え、国が避難の対象として拡大した30キロ圏内に入る伊万里市や長崎県平戸市の職員などあわせておよそ100人が参加しました。
午前中は、日本原子力研究開発機構の担当者が国が見直しを進めている防災指針の概要などについて説明しました。
この中では、担当者は「福島の事故では、5回にわたって避難の指示が拡大したため、お年寄りなどが避難場所をたらい回しにされる状態に陥った。状況に応じた避難の態勢をとり2次被害を防ぐことも考えなければいけない」などと話しました。
この研修は3日夕方まで行われる予定で、午後には実際に防護服やマスクを装着したり、放射線の測定器の使い方を学ぶことにしています。
02月03日 12時28分
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