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LED信号機 “大雪で見えづらい”

2月3日 15時38分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

消費電力が少ないため、全国で導入が進んでいるLED=発光ダイオードの信号機は、熱を出さないことから、信号機についた雪が解けず、大雪に見舞われた青森県では、ドライバーから見えづらいという声が相次ぎ、警察が対応に追われています。

LED=発光ダイオードの信号機は消費電力が従来の3分の1で寿命が長いことから、全国で導入が進んでいます。このうち、青森県ではおよそ1万4000ある信号機の3割程度がLEDに切り替わっていますが、例年を上回る大雪に見舞われたこの冬は、ドライバーから信号が見えづらいという声が相次いでいます。これは、LEDの信号機は電球のように熱を出さないため、レンズの表面やひさしについた雪が溶けにくいからで、警察官が長い棒を使って信号機についた雪を落とす対応に追われています。警察によりますと、この冬、住民の要請を受けて信号機の雪下ろしに出動した箇所は、すでに400を超えているということです。警察は、雪がつきにくいようにレンズの表面の凹凸をなくした信号機や、レンズの内側に熱を出すシートを入れた信号機の開発をメーカーと協同で進めていて、大雪でも交通に影響が出ないようにしたいとしています。青森県警察本部交通規制課の山口浩次長は、「現在行っている試験の実証結果を踏まえて、最も適した信号機を設置できるようにしたい」と話しています。