携帯電話のゲームサイトで客に賭博をさせていたとして、東京のサイト運営会社の社長ら3人が逮捕された事件で、このサイトでは、占いの情報料としてゲームに使うコインを購入させていたことが警視庁への取材で分かりました。警視庁は摘発を免れるため、占いサイトを装っていたとみて調べています。
この事件は、東京・豊島区の出版社「白夜書房」の子会社で携帯電話のサイトを運営する「白夜プラネット」の社長、森下幹人容疑者(40)ら3人が、運営している携帯のゲームサイトで男女15人に賭博をさせたなどとして逮捕されたものです。警視庁によりますと、このサイトでは客に「コイン」を購入させ、トランプやスロットマシーンなどの8種類のゲームに賭けさせていたということですが、その後の調べで、コインはゲームの前に行われる占いの情報料として購入させていたことが警視庁への取材で分かりました。警視庁は摘発を免れるため、占いサイトを装っていたとみて調べるとともに、客の15人についても、今後、書類送検する方針です。「白夜プラネット」は、「事前に弁護士などと相談して問題はないとしてサイトを開設しました。捜査を受けているのは事実で、真摯(しんし)に受け止めています」とコメントしています。