イラン制裁 日米合意に向け調整へ
NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

イラン制裁 日米合意に向け調整へ

2月3日 14時17分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

イランに対し、各国と原油などの輸出入を事実上できなくするアメリカの制裁措置を巡って、日本がアメリカに例外規定の適用を求めている問題で、日米両政府は、2日、ワシントンで協議を行い、日本側がイランからの原油輸入の削減に関する今後の見通しを示し、双方で最終的な合意に向けて調整を進めることで一致しました。

ワシントンで行われた今回の協議は、先月東京で行われた協議に続くもので、日本側からは外務省、財務省、経済産業省の審議官などが、アメリカ側からは国務省のアインホーン特別顧問やグレーザー財務次官補が出席しました。この中で、日本側はイランからの原油輸入量の削減に関する今後の見通しを説明したうえで、改めて制裁の例外規定を適用するよう求めたのに対し、アメリカ側は制裁の実施と例外規定の適用に関する追加的な説明を行ったということです。協議のあと、外務省の上村審議官は記者団に対し、「協調的な雰囲気の中でやり取りができた。協議はこれからも続くが理解は深まっている」と述べて、協議が前進しているという認識を示しました。また、アメリカ国務省も声明を出し、「イラン制裁の実施に向けて建設的な議論が行われた。近いうちにさらなる協議を行う予定だ」とするなど、双方で最終的な合意に向けて調整を進めることで一致しました。