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2012年2月2日(木) 19:14 |
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西大寺会陽の開催前に「宝木取り」
深夜約3キロの道のりを無言で歩く伝統の儀式です。 今月18日に開催される「西大寺会陽」で、裸の男たちが奪い合う宝木の原木を取りに行く「宝木取り」が厳かに行われました。
2日午前0時、菅笠に手甲脚半、草履履きという古来のいでたちをした使者9人が、会陽の会場である岡山市東区の西大寺観音院を出発しました。 「宝木取り」は、宝木のもととなる原木を西大寺観音院から約3キロ離れた芥子山中腹の無量寿院まで取りに行く重要な儀式で、使者は提灯の明かりを頼りに、暗い道を無言で歩くのが昔からのならわしです。 到着した一行は、無量寿院の本堂で祈念された宝木の原木を受け取り、観音院に持ち帰りました。 原木は観音院で形を整えられ、今月18日、数千人の裸の群れが奪い合う2本の宝木として、本堂の御福窓から投下されます。
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