家族とともに豪州から来日したグランパスのFWケネディ=中部国際空港で
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名古屋グランパスのFWジョシュア・ケネディ(29)が全快をアピールした。1日深夜、中部国際空港に来日し、年末の天皇杯を欠場する原因となった腰の痛みは豪州での治療で回復したと断言。3年連続得点王へ向け、今年もケネディがゴールを量産する。
グランパスの最前線は2012年も揺るがない。香港からの乗り継ぎ便が1時間近く遅れ、中部国際空港に到着したのが午後10時。ややぐったりした表情で空港に降り立ったケネディだったが、豪州で過ごした約2カ月間のオフで心身の準備は万端のようだ。
「腰? オーケーさ。しっかりリハビリしてきた。明日(2日)もランニングする予定だけど、雪が降ったら中止だね」。笑顔で回復をアピールした。
昨季は持病の腰痛が12月3日のJ1最終戦・新潟戦(東北電ス)で悪化。一時はJリーグの年間表彰式も欠席せざるを得ないほど深刻な痛みに襲われていた。天皇杯も欠場して12月半ばに豪州へ帰国。「キャンプまでには治す」と故郷で腰のケアに努め、言葉通りに間に合わせた。
心のリフレッシュも十分。根っからのテニスファンで、1月は自宅のテレビで連日全豪オープンを観戦していたという。男子シングルでベスト8に入った錦織圭の活躍も当然チェック済み。「彼はグッドプレーヤーだね。オーストラリアではみんなが知っている有名な選手だよ」とうれしそうに解説した。
錦織の武器が「エア・ケイ」と呼ばれるジャンピング・ショットなら、ケネディは打点の高いヘッドで空中戦を制圧する。「今年もいいプレーを見せたい」と意気込む点取り屋が、チームをアジアの頂点へと導く。
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