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政治
【石原新党】親心「伸晃首相」妨害せず? 橋下氏との連携度もカギ
東京都の石原慎太郎知事による新党構想が現実味を帯びる中、キーマンとなるのが長男の自民党の石原伸晃幹事長だ。伸晃氏は次期総裁選への出馬に意欲を示しており、慎太郎氏が新党を結成すれば、父親が息子の足を引っ張る結果を招きかねないからだ。同時に新党の行方を大きく左右するのが、大阪維新の会を率いる橋下徹大阪市長との連携の度合い。愛知県の大村秀章知事も合わせて東京、大阪、愛知の3都府県がガッチリ連携すれば、次期衆院選後の政界地図は一新する。(今堀守通)
民主、自民両党でささやかれる「恐怖のシナリオ」とは、慎太郎、橋下両氏が同盟を結び、完全に足並みをそろえることだ。
1月の産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、「日本のリーダーとして最もふさわしい人」のトップは橋下氏で21・4%、2位は慎太郎氏で9・6%。両氏を足せば3割を超すだけに、手を結べば旋風を巻き起こすことは間違いない。
そうなれば、首都圏と近畿圏選出の民主、自民両党の衆院議員は新党に雪崩を打ちかねない。新党の代表代行就任が内定するたちあがれ日本の平沼赳夫代表が新党発足時の規模について「70~80人が目標」と語ったのは、この動きを見越しているからだ。
大村氏も、石原新党と維新の会の「接着剤」の役割を狙う。大村氏は先月31日、国会内で開かれた超党派議員の会合で「東京、愛知、大阪が三大都市連合を組んで中央集権の枠組みを壊したい」とぶち上げた。民主、自民両党などで動揺はジワジワと広がる。
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