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【サッカー】

大津の招集は拒否されたけど… 山村、権田「心配無用」

2012年2月2日 紙面から

ドーハ合宿で練習するサッカーU−23日本代表の山村(右)と扇原(共同)

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 【ドーハ松岡祐司】ロンドン五輪アジア最終予選のシリア戦(2月5日・アンマン)を前に、MF大津祐樹(21)=ボルシアMG=の招集が所属クラブに拒否されたことに関して、主将のMF山村和也(鹿島)、副主将GK権田修一(FC東京)はそろって「心配無用」と不安を一蹴。練習試合でイラクに快勝した上げ潮ムードで、五輪出場に当確ランプを点灯させる。

 誰がいようと欠けようと、ブレない、動じない。「大津が来ないのは残念ですけど…」。山村はそう語り始めると、チームの揺るがぬ信念を代弁した。

 「今後、誰かがケガをして出られない場面もあると思う。今のメンバーで戦えるようにやっていくだけだし、誰か選手が抜けた状態でもできるような、変わらないようなチームでありたい。そう思っています」

 昨年11月、彗星(すいせい)のごとく現れた救世主。欧州組で唯一参戦した大津はアジア最終予選のバーレーン戦(マナマ)、シリア戦(国立)で決勝点を奪った。ドイツの猛者にもまれた男の「ここぞの決定力」が、チームをグッと押し上げた。合流すればもちろん大きな戦力となるのは間違いないが、ただ、大津の不在は、ベンチを温めていた選手にとっては“朗報”だ。

 先月23日に21人のメンバーが発表された後、選手たちには追加招集の方針も、大津ら招集を打診した選手名さえも伝えられてはいない。だから、大津の合流が拒まれたことも正式にはアナウンスされていない。GK権田は「そうですか。でも、別に何てことはないですよ。この21人のメンバーでやるだけなんで」とさらり。守護神の言葉は力強い。

 絶対軸のMF清武(C大阪)が戻り、MF東(大宮)もいる。好調のMF山田(浦和)はトップ下で先発の座をつかみそうだ。大津がいなくても、すぐそこにある夢風船がしぼむことはなさそうだ。

 

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