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【大リーグ】

松井7位、福留15位 今オフの未契約FA選手注目度ランク

2012年2月2日 紙面から

 米放送局CBSスポーツ(電子版)が1月31日、今オフの未契約FA選手で注目の上位20選手をランキング。松井秀喜外野手(37)=アスレチックスからFA=が7位、福留孝介外野手(34)=インディアンスからFA=が15位に入るなど、意外(?)と評価が高いことが明らかになった。1位はカージナルス、レンジャーズなどが現在争奪戦を繰り広げている実績十分の先発右腕、ロイ・オズワルト投手(34)=フィリーズからFA=が入った。

 同ランキングはCBSスポーツの名物記者、J・ヘイマン氏の独断と偏見によるものだが、長年の取材経験の賜物か、“ツボ”は押さえており、信頼度も高い。

 所属先が決まらないまま初の年越しとなった松井だが、同記者のランキングでは見事に7位。打者ではデーモン、コッチマンに続く第3位となっている。

 昨季の打率2割5分1厘は、松井にとってメジャー移籍後最も低い数字となったが、同記者はア軍の本拠地球場が打者不利で知られる球場であることに触れ、打率の低さが、著しくその評価を下げるものではないと言わんばかりだった。ワールドシリーズでMVPに輝いたこともある男。持ち前の勝負強さに陰りはなく、限られた選択肢ながらタイガース入りや古巣・ヤンキース復帰など、まだまだ“扉”は閉じられていない感じだ。

 一方、福留も15位(打者だけならば7位)。守備力の高さに加え、3割6分1厘という出塁率の良さが明記されている。費用対効果が高い“いい買い物”といったところかもしれない。

 意外なのが、ヤンキースなどが獲得に興味を示しているイバネスで18位とやや低めの評価。同記者は人柄の良さにも触れているが、戦力補強という意味でどれだけプラス材料なのかは定かではない。

 松井の“ライバル”として常々名前が挙がるDHのウラジーミル・ゲレロ(36)=オリオールズからFA=についてはランキング入りもしていない状況だった。

 各チームの春季キャンプインまで20日前後となった。オズワルトや2位のジャクソンらには既に具体的なオファーが届いているようだが、その他は…。まさか浪人ということはないだろうが、しばらくは気をもむ日が続く。

 

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