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【大リーグ】

ダル、意外と支持されず サイトの“人気”投票で3人中3位

2012年2月2日 紙面から

 えっ、ダルビッシュが最下位!? 米放送局ESPN(電子版)は1月31日、若手先発投手の超有望株トリオのファン投票を実施。ダルビッシュ有(25)=レンジャーズ=、マット・ムーア(22)=レイズ=、スティーブン・ストラスバーグ(23)=ナショナルズ=の3投手の中で、「向こう5年間、チームにいてほしいのは誰か」というお題で、ダルビッシュはまさかのダントツ最下位(得票率15%)となった。

 米国のメジャーリーグファンは、“まだ見ぬ”ダルビッシュに対してかなり懐疑的なようだ。

 ESPNはこの日、若手先発投手の超有望株3人を対象にしたファン投票を実施した。お題は「ダルビッシュ、ムーア、ストラスバーグの3投手のうち、向こう5年間チームにいてほしいのは誰か。ただし、年俸は一切考慮に入れないこと」だったが、米国東部時間1日午前7時(日本時間同日午後9時、投票数約2330)時点で、意外にもダルビッシュへの支持は最も少なかった。

 結果は以下の通り。

 (1)ストラスバーグ(得票率51%)

 (2)ムーア(同34%)

 (3)ダルビッシュ(同15%)

 確かに票を争う2人は次代のメジャーを担うといわれる超有望株。ストラスバーグは、2009年ドラフト全体1番目指名の“103マイル(約166キロ)右腕”。メジャーデビューとなった10年6月のパイレーツ戦では球団新記録の14奪三振をマークした。同8月に右肘の腱(けん)を断裂し、移植手術を受けたが、今季は復活見込みで、未来のサイ・ヤング賞右腕との評価は揺るがない。

 一方、左腕ムーアも150キロ台後半の快速球が武器で、09、10年のマイナー奪三振王。メジャー初戦となった11年9月のヤンキース戦で先発すると、いきなり11奪三振(デビュー先発では球団新記録)をマーク。先発2戦目となった地区シリーズではレンジャーズを7イニング無失点に抑えた逸材で、今後の伸びしろは無限大。現時点では未知数のダルビッシュに勝ち目がないことも確かだが…。

 ただ、ダルビッシュは3人の中で一番年上の25歳。まさにこれからが円熟期で、プロ経験の豊富さという意味では他の2人の比ではない。あとは実際にメジャーのマウンドで結果を出すだけ。来年の同時期に同じ投票を実施すれば、断トツの1位になっているかもしれない。

 

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