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【プロ野球】

杉内は70球 移籍即開幕投手へ 実現すれば金田正一以来47年ぶり

2012年2月2日 紙面から

 ソフトバンクからフリーエージェント(FA)移籍した巨人の杉内俊哉投手(31)が1日、巨人では1965年の金田正一以来となる「移籍初年度開幕投手」に向けてロケットスタートを切った。キャンプ初日からいきなり捕手を座らせて70球の投げ込み。川口投手総合コーチも感嘆の内容で、47年ぶり2人目の偉業に前進した。

 真新しい背番号18のピッチングがブルペンの空気を変えた。球種は直球とスライダーだけだったが、力みのないフォームから切れのあるボールを連発した。同じくブルペン入りした内海、沢村ら開幕を争うライバルを圧倒し、川口コーチから「今日投げた中で、バランスは一番良かった」と最高評価をゲット。さらに「力感のないフォームだけど、ボールはすごいのが来るから一番打者が合わせづらい。一流投手のタイミングを持っている」と絶賛された。

 当初は50球程度を予定していたという杉内は「あんなに投げるつもりはなかったけど、内海が80球ぐらい投げていたので…」と苦笑い。それでも「ブルペンに入るからには杉内はこの程度、と思われるのは嫌」とプライドをのぞかせた。

 現時点では生え抜きで、昨季リーグ最多勝に輝いた内海が開幕投手の大本命。ただ、国鉄から加入した金田を開幕に起用したチームは日本一に駆け上がり、この年から栄光のV9をスタートさせた。金田と同じ31歳で巨人に加わった杉内。“カネやんの再来”になる可能性は十分にある。 (臼杵秀之)

 

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