食道がんのやしきたかじん「やめるわけないわ」引退完全否定

　たかじんが、怒りを込めた緊急メッセージを発信した。宮根誠司フリーアナウンサー（４８）あての手紙が、この日放送の「―ミヤネ屋」で紹介され、引退の可能性を打ち出した一部報道に言及。「さらさら考えてないし、　還暦のライブの次は、６５のライブに向かって新曲も作ってるので　やめるわけないわ」と引退を完全否定した。

　たかじんは、朝日放送アナだった宮根のフリー転身を、当時の同局社長に掛け合って後押し。自らを恩人と慕う宮根の生番組を通じて、心配するファンに“健在”をアピールした。さらに「当分の間、俺のレギュラー番組やっといてくれへんか…たのむわ…！」と宮根を代役に指名。「当分の間」の言葉に、完全復帰への固い決意を込めた。宮根は「エーッ！　それはハードルが高い」と即答を避けたが、たかじん自身が冠番組の継続を願っていることの表れだ。

　宮根は番組内で「初期でよかったですね。いい休養になると思います。不死身ですから」とエール。「検査終わったらとりあえず飲みに行きましょか、手術の前に」と冗談めかして呼びかけた。

　また、手紙では、がんが発覚した経緯について「酒の飲み過ぎで調子が悪いと思って医者に行ったら、癌（がん）とわかって　びっくりしたわけやけど、これもちょっと休めといってるんやなと思ってます」と説明。白内障や椎間板ヘルニアを患ったことは過去にあるが、いずれも比較的短期で復帰した。現時点で復帰の時期ははっきりしておらず、休養が長期化する可能性はあるが、本人は今回の休養を前向きにとらえているようだ。

　この日、取材に応じた所属事務所も「これから入院して色々と検査を進め、治療方針を決めていきます。事務所としても本人も番組を続けていきたいと思っている」と引退を完全否定。たかじんは治療に専念し、あくまでも完全復活を目指す。

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