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「歴史に名を残したい」 ソチ五輪へプルシェンコ

 フィギュアスケート男子の2006年トリノ冬季五輪を制するなど五輪でメダル3個を獲得し、1月の欧州選手権で久々の国際大会優勝を果たしたエフゲニー・プルシェンコ(29)に、自国ロシアで開催される14年ソチ五輪に向けての意欲などを聞いた。(英シェフィールド共同)
 −数々の栄光を手にし、さらに続ける理由は。
 「歴史に名を残したいからだ。既に歴史に刻まれているが、もっと手の届かない存在になりたい。目標はソチ五輪。自分にとっては出場できるだけで成功だ。これまで4度五輪に出た選手はほとんどいないから。もちろん表彰台を目指したい」
 −左膝の故障は。
 「2月にミュンヘンで手術を受ける。(3月末の)世界選手権には出ないが、来季は万全な体調で大会に出たい」
 −4回転ジャンプを跳ぶ意義は。
 「4回転は非常に重要で、跳ばなければ平凡な選手でしかない。一段上の全く違うレベルにあるからだ。だから今回成功して満足している。現在の採点基準は(4回転を決め、銀メダルを獲得した2年前の)バンクーバー五輪のときよりも4回転を重視するので良くなった」
 −昨季の世界王者のパトリック・チャン(カナダ)に勝つ自信は。
 「彼はライバルだが、ぼくに勝てる選手はたくさんいる。ぼくは相手が誰でも氷に乗って自分の仕事をするだけだ」
 −日本でライバルは。
 「ユヅル(羽生結弦=宮城・東北高)だ。非常に素晴らしいスケーターで、アーティストであり、ジャンプがいい。彼を見ていると昔の自分を思い出す。まだ17歳と若いが、私が見る限り、彼がナンバーワンだ」

[ 共同通信 2012年2月2日 15:01 ]

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