病原、腰の血管から中枢神経へ 阪大などが侵入口解明自分の神経を攻撃して病気を引き起こす病原性の免疫細胞は、腰の血管から入り込んで血流に乗り、脳や脊髄に到達することを大阪大や鶴見大(横浜市)などのチームがマウスで解明し、2日付の米科学誌セル電子版に発表した。 中枢神経系の血管には「血液脳関門」があって細胞や細菌、ウイルスは通常入れないが、免疫細胞が中枢神経を破壊する難病「多発性硬化症」や中枢神経系のがん、感染症もあり、侵入口があるとみられていた。 侵入口が重力や電気刺激で形成されることも解明しており、開閉を制御できれば治療につながると期待される。 【共同通信】
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