先月のアメリカでの新車の販売台数は、ホンダが9か月ぶりにプラスに転じたほか、トヨタ自動車や日産自動車もプラスとなり、東日本大震災以降苦戦が続いている日本勢が、巻き返しの動きをみせています。
アメリカの調査会社「オートデータ」によりますと、先月のアメリカでの新車の販売台数は、個人消費に回復傾向がみられるなか、前の年の同じ時期に比べて11.4%増加して91万3200台となりました。このうち、日本メーカーは、東日本大震災以降、販売の低迷が続いていたホンダが前の年の同じ時期より8.8%増えて8万3000台となり、9か月ぶりにプラスに転じたほか、トヨタ自動車は7.5%伸びて12万4500台、日産自動車も10.4%伸びて7万9300台となりました。一方、日本勢のライバルで攻勢を強めているアメリカや韓国のメーカーは、GM=ゼネラル・モーターズが6.1%のマイナスとなったほかは、フォードが7.3%、韓国のヒョンデ自動車が14.7%の増加となるなど引き続き好調で、東日本大震災以降苦戦が続いている日本メーカーの巻き返しの動きがどこまで続くか注目されそうです。