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'12/2/2

「平成18年豪雪」に迫る 日本海側の大雪ピークに

 日本列島は2日、強い寒気の影響で日本海側を中心に引き続き大雪となった。大雪は2日をピークに、3日にかけて続く見込みで、気象庁は雪崩や交通障害への厳重な警戒を呼び掛けた。

 青森市・酸ケ湯で2日午前中に観測された最大積雪は435センチに達した。全国で約150人が死亡した「平成18年豪雪」で記録した酸ケ湯の最大は453センチ。新潟県妙高市の関山では346センチと、2月の最大積雪記録を更新した。

 都市部でも雪が増え、午前10時までの最大積雪は、山形市で93センチと平年の約3倍、富山市は約2倍の58センチ、鳥取市は59センチで約5倍に達した。名古屋市で15センチと、太平洋側も積雪を観測。

 気象庁によると、発達中の低気圧が三陸沖にあって、北日本の上空5千メートルで氷点下42度以下の寒気が流れ込んでいる。全国的に強まった冬型の気圧配置は3日も続くが、西から次第に弱まる。

 3日朝までの24時間予想降雪量は、いずれも多い所で、北陸80センチ、東北60センチ、関東甲信50センチ、東海と近畿、中国で40センチ、四国20センチ。2日は四国の山地や東海などの太平洋側でも大雪となるところがある見通し。

 東北では雪を伴った強風が吹き、暴風雪への警戒が必要。青森県八戸市で最大瞬間風速33・0メートルを記録した。




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