米ロサンゼルス郡地裁は1日、購入したホンダのハイブリッド車の燃費が広告よりも悪いため、予想外のガソリン代の出費を強いられたと主張する女性の訴えを認め、同社に9867ドル(約75万円)の賠償を命じた。ガソリン価格上昇や環境意識の高まりから米国のドライバーの間でも燃費への関心は高まっている。女性は同様の不満を持つ人々に訴えを起こすよう呼び掛けており、メーカー各社が競って燃費の良さをアピールする環境対策車の販売戦略に影響を与える可能性もある。
この女性はホンダのシビックの2006年モデルを購入。ホンダは燃費を1リットル当たり約21キロと宣伝していたが、バッテリーが劣化するに従って13キロ以下にしかならないと主張。1万ドルの支払いを求めていた。ホンダ側は法律の規定通りに計測した燃費を表示したと反論していた。(共同)