東京脱力メールマガジン Vol.102
先週の木曜日から私のアカウント(@)のタイムラインが賑やかだ。
理由は、町山智浩氏のツイートに、私が訂正を求めた次のツイートによる。
〈@usugitakashi町山さん、ここは訂正願います。官報記載、官房証言があります。局にも報告しています。 QT @TomoMachi それは、ある政治家が公費を着服したという裏の取れていないことを放送で発言したからです。何を批判してもいいけど、事実と確証していない違法行為をしたと公共の電波で言って〉
論争は楽しい。論争は新たな発見をもたらしてくれる。批判も情報、それが自らを成長させる糧にさえなる。
だが、SNSのツイッターでの論争には限界がある。瞬間的なジャブの応酬程度ならいいのだが、それ以上になると議論が拡散し、特定の第三者が絡み、不
毛な中傷合戦に発展する可能性があるからだ。とくに論争相手がヒマで、最初から特定の目的を持っている場合はなおさらだ。
今回の町山氏との「論争」(論争ともいえないが)は、まさしくその例に当てはまる。
こうした場合、これまでの私であるならば、速やかに「対論」を求めてきた。
それが、お互いの貴重な時間を守る最善の方法であり、そうした健全なディベートを通じて、読者や視聴者、リスナーに正しい情報をもたらすことができると信じてきたからだ。
だが、町山氏は違った。私の言葉には耳を貸さず、あるいは勝手な解釈で論争を捻じ曲げ、そして、自分の言いたいことを一方的に押し付けてくるだけの幼
稚な論者だったのだ。
そこで、私はこの幼稚な評論家との遊びを早く決着するため、同じ木曜日、そして金曜日、あるいは月曜日と、この「論争」の元となった番組『小島慶子のキラ☆キラ』に対論の申し込れを行なったのだ。
だが、結論を先に言えば、TBSラジオ編成局長である水野茂氏は、ノーギャラでも構わないという私の申し出を拒否した。そればかりか、わたしと二人だけしか知らないはずの会話の内容を、…………….