聖学院大学では一般入試以外は「面接」があります。画接は入学試験の一つの方法ですが、ぺ一パーを用いて学力をはかるのとはちがって、受験生と面接官という人と人とが出会い、やりとりする形でおこなわれます。たくさんの大学の中から聖学院大学を選んだみなさんは、聖学院大学を受験しなけれぱ出会うことのなかった先生と数十分にわたって話をする、そんな機会でもあります。初めて会う人に自分のことを話すのは緊張するし、ちゃんと伝えるのは難しいことでしょう。でも、試験とはいえ、みなさんが自分のことを話す良い機会となるように、わたしたちも心がけますので、できるだけのびのびと受けてほしいと思います。
1)面接官は、受験生について、この人はどういう人だろう?」「どうしてこの学科を選んだのだろうか?」「何を学ぼうとしているのだろう?」「将来の目標は何だろうか?」ということを知りたいと考えています。みなさんにとっては、白分がどのように育ってきて、今この大学を受験してどういう方向に向かおうとしているのか、振り返りながら自分白身の考えを確かめる良い機会です。ぜひ、マニュアルを借りてくるのではなく、自分の言葉で答えるようにしてください。言いよどんでも、言いまちがっても、その人自身の意志がその人の言葉で表わされた方が、面接側の心に伝わります。
2)面接官は、みなさんの考えを知るために、緊張をほぐすとともに、さまざまな質間をします。なかには質問の意味がわからなかったり、開き逃したり、こういう答え方でいいのかな、と迷うこともあるでしょう。そういうときは、ぜひ「すみませんが、もう一度お願いします。」とか「こういうことを答えれぱいいのでしょうか?」というように聞きなおしてください。黙っていたり、無理して違うことを答えたりすると、せっかく自分のことを伝える機会を失うことになってしまいます。
3)面接官は、受験生の答えようとする意志や誠意や、その人自身の個性を見ようとしています。ハキハキ、スラスラ答える人もいますが、よく考えながらゆっくり答える人もいます。どちらも、その人自身の個性であり、それぞれに良いところがあります。無理をして自分を作り変えて答えるのではなく、白分らしい話し方を通して、自分の考えや気持ちを伝えるようにつとめてください。
4)面接は、受験という機会を通して人と人が出会う場です。ただし、片方は面接官ですし、みなさんとは違う世代の人たちです。できるだけ良い出会いが生じるように、面接官がみなさんの良さを見出しやすいように、その範囲で言葉遣いや服装に気をつけてもらえれぱと思います。みなさんそれぞれの良さが発揮されることを願っています。が、試験ですから、思ったとおりの結果が得られない場合もあります。聖学院大学への希望が変わらなかったら、ぜひ相談コーナーで相談して、さまざまな試験の機会を活かしてほしいと思います。
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